ひらがなより漢字の方が簡単って信じられますか?
子どもにとって、ひらがなより漢字の方が簡単と言われると、ほとんどの人が、そんなわけないと思うでしょう。 確かに『書く』のは、ひらがなの方が簡単だと思います。でも単に『あ』とか『こ』とか書くのではなく、 きちんと『言葉』としておぼえるのは、漢字の方が簡単なんです。
例えば『日』と『火』。どちらもひらがなでは、『ひ』です。でも意味は違いますよね。『でんわにでんわ』『ふとんがふっとんだ』などの駄洒落も言葉をしっているからこそ、そのおもしろさが理解できるのであって、言葉をおぼえる段階の子どもたちにとっては、混乱を招く原因でしかありません。

先の一例でも『電話にでんわ』と漢字を使うと、グンッと分かりやすくなります。ひらがなは、あくまで音を表現するものですが、 漢字には意味があります。だから子どもにとっても、実際の物事と関連づけがしやすく、理解しやすい、つまり簡単と感じるんです。
子どもたちが好きなものでも、『消防車』『人形』など社会には、漢字で表記するものがたくさんあります。 であるならば、『しょうぼうしゃ』ではなく、『消防車』のほうがおぼえやすいのです。
形のはっきりしている漢字はおぼえやすい
漢字とひらがなのおぼえやすさを比べた時に、漢字の方が、文字の形に特徴が多いことがあげられます。 ひらがなは、画数も少ないために、はらいやとめの処理など文字の種類によっては、違う文字に見えてしまいます。
漢字はひらがなにくらべると、その多くが画数も多く、カチッとしているので、文字の種類による誤解が生じにくくなっています。 漢字のほうが、おぼえやすい理由には、ひらがなよりも特徴がはっきりしている、漢字の形も関係しているんです。
漢字が読めると本が読める
「家の子は、テレビばかり見て、本を読まない。」多くの家庭で聞かれることですが、 その原因の一つに、ひらがなで書いてあることが、あげられます。
一般的な常識では、ひらがな・カタカナを覚えた後に漢字を覚えるので、 子ども向けの本はどうしてもひらがなで書かれていますが、 子どもに絵本などを読んであげる時に、ひどく読みづらかったことはありませんか?
言葉と言葉が、はっきりと見えなくて、途中でつまってしまうことがあると思います。
大人が読みづらいのですから、子どもだって同じだと思いませんか?つまり、最初に出会った本が読みづらいから、 子どもたちは本を読む楽しさを体験できないのです。漢字が書けなくても読むことができれば、『読みやすい』本を『楽しく』読むことができ、きっと本が好きになるでしょう。
漢字を覚えて、本を読むことが好きになるということは、知識をどんどん吸収できる土壌ができ、 表現力や感受性、読解力が養われます。そうすると自然に、全ての学問の基礎になる「言葉の力」を身につけることができ、教科書の内容が理解しやすくなったり、文章題などが解けやすくなるんです。 漢字をおぼえることが、全ての学習の基礎と言えるのかもしれません。 ぬりえを通じて子どもたちに楽しく漢字を学ばさせてあげてください。きっと自然に漢字をおぼえてくれると思います。